修身斉家治国平天下の実体です。

修身斉家治国平天下の実体です。

はるかに遠い、いいえ、ゆがんで問題があちこちに出始めた堰を見るように危ないだけです。 科学は、技術は発展しているというものの、それは生活の便利と目に見える進歩をもたらしたかも知れないが、人の人格を治める方法をマニュアルに搭載することができず、問題が生じた時にそれを使う者に生じる心理的かつ感性的な問題をいかに円満に解決できるかという点についての目に見えない部分まで勘案して設計されていないのです。 そのため、数多くの小説家と映画シナリオ作家たちはSF小説からSF映画の中に、それから来る恐怖な状況を予言でもするように、ただ科学と技術と知識の発展だけで、それをどのように裁断してまともな服を作るかについて悩まない副作用を絶えず指摘する。 遅ればせながら、その内容が何で、それをどのように活用すべきかも分からず、人文学ブームが巻き起こったのです。 いざ、マーケティングの商品で内容が何もない粗末な書籍から、放送街で適当に知識を包装したりする専攻者でもない'講演'という演技に慣れた操り人形たちを呼んで視聴率商売をしたり、まともに勉強もせずに外部活動で自分の名前を知らせてどうやって政治側やエンター側にコネをつけたいという演技型教授たちを呼ぶのです。 そうして、そのプログラムを見て、彼らの面白くて華やかな演技を見た人たちが人文学に目覚めて、そうして世の中は大分良くなりましたか？ 本当にそうなんでしょうか。 曲学阿世と惑世誣民するのがどんなものかだけを確実に見せてくれたのではないのですか？ 「一つの社会、そしてその時代が発展するためには、多くのことを支えてあげなければなりません。」 その中でも東洋的観点の人文学だけでなく西洋でも強調することがあります。 それは、上の世代の経験とノウハウを下の世代に自然に共有され、繋がらなければならないということです。 それを我々はすでに前に「為政編」から学びました。 つまり「故而知新」（温故而知新）がそれです。 これを施行するために必須なのは、「長老」という存在です。 ここで「長老」とは、孔子のような立派な師匠とまではいかなくても、若者たちに自分が一生の経験とノウハウを教えてくれる社会的大人を意味します。 会社で名誉退職させられたり、単に勉強と修養がなく、自分たちの年齢を実感した人たちが勘違いするのではないかと事前に話しておくのですが、「長老」とはただ年を取った先輩ほどの大人のことではないようです。 自分の仕事をきちんと学び、修養もせず、ただ年取って職だけを得て、会社を惨めに首になってしまい、行くあてのない人は年を取っただけで、上の孔子が心配した魯の国の若者たちとさほど変わらないのです。 いや、魯の国の若者たちは、勉強でも知識でも身に付けた基本的な素養でもあって、何も考えずにただ生きて行こうと考えずに年月を費してしまった年老いた若者は、何の役にも立たないのです。 ところで、今のように若い心無い生計型老人を量産したのは誰のせいでしょうか？ その話まで今この章に入れると、限りもないので、その話は次の機会に延ばして「長老」に対する話にまた戻って来ましょう。 代表的な例として、政界では「長老」といって、それなりに上の世代の政治家を尊敬する「ニャン（？）大事」があるときに、大勢の記者を呼んで訪問したりするなどの儀式を行っているそうです。 3金（金大中、金泳三、金泳三、金鍾泌）時代に続く上道洞系と東橋洞系（金大統領の家臣グループ）の輩たちがそうであり、最近までも何かあれば「非常委」という名で何かを作って、委員長格で「顔マダム」をさせる80歳を超えた人がそうだと政界では呼んでいる。 ところで、彼らが本当に「長老」なのでしょうか？ わたしには、彼らが本当にわが国の政界の、わが社会の大人と呼ばれるほどの「長老」なのかどうか、よくわからないのです。 この章で見るように、孔子が70歳を目前にして故国に帰り、自分の余生を正しい若者たちの方向性を示す教育をしたいと一抹の希望を捨てなかったのは、それを通じて政権に何か影響力を発揮しようという私利私欲が少しも見えないのです。 しかし、今、大韓民国で「大人の声」を聞く彼らの行動を見ると、絶えずメディアの注目を引き、少しでも自分の存在が冷遇されたり消されたりするのではないかと、気をもんでいるような感じがします。 実際、非常委の委員長職は、与党と野党のぴょんぴょんと走り回りながら軽薄に使い捨てに使われる者の行動を見ると、さすがに彼が少なくない歳月をかけて両方を行き来しながら、いざまともな方向提示もまともにできずにいながら、自分を呼べばその党が選挙で勝利するなんて、呆気に取られたマーケティングに熱中しているようで、実に情けないと嘆かわしいことです。 果たして彼が提示するのがギャンブルの勝率を高める賭博師の役割なのか、社会を悪化から良化へ構築するための時代の進むべき道を照らす「長老」の役割なのかを誰が判断がつかないということでしょうか。 大きく見る必要もありません。 あなたの周りを見なさい. 「年寄り」という言葉はいざ上の世代が作ったものではありません。 下の世代が自分たちに迷惑をかけるような、全く関心もない教えを出そうとする上の世代に対する皮肉を含んだ言葉です。 ということは、彼らも年をとるはずなのに、彼らはお年寄りの位置になってしまうとそうなりませんか？ いいえ。妙にそれはまた繰り返され、受け継がれる形をしていました。 なぜそうなったのですか. 誰がそう作ったんですか。 誰かが一度でも正しいお年寄りの姿を見せると、「お年寄り」と罵ったり目をそらす代わりに顔を背けて従うのが常です。 これは言葉どおり、人之常情です。 人はまったく同じです。 特に、きちんとした教えを受けたことがなく、きちんとした大人に会ったことがない若者にとって、そのような「長老」の登場と出会いは、理性だけではなく感性を揺さぶるものです。 そんな存在が、そんな教えが、そんなきっかけがなかっただけです。 もちろん簡単なことではありません。 難しい。親子の間でもうるさいことや毎日言うことをまたすると否定的に言って上にイヤホンをさしてしまう時代には尚更そうなるでしょう。 しかし、だからといって試みることさえしないのでしょうか。 ただ課外授業費を出してやるのが親の役目なら、私の子供が何の音楽を聴いて、何を考えて、何を考えて、何をしているのかわからないのに、ただ着て食べるお金だけを出してくれる親なら、よい飼料を食べさせて、うんちをきちんと片付けて、きれいな私たちを造成してくれる獣を育てるのと何が違うのでしょうか。 それさえも、豚と牛はえさを持ってくればいいと尻尾を振り、飼い主と目を合わせると、愛の視線を送ってくる。 あなたの子供はあなたが稼いできたお金でご飯を食べて服を着、そのお金で電子タバコを買って吸いながらあなたに愛の視線を送ってきましたか？ 「結婚するからといって、あまりにも当然親が伝貰（チョンセ、一定の保証金を払って家を借りる不動産賃貸制度）資金ぐらい提供するべきではない」とし、「堂々と言うのが果たしてまともな教育を受けた子供だと、あなたがどこに出て言えるでしょうか そうです。皆あなたが最初からボタンを間違ってかけてこのようにした仕事です。 親が、早く財産を相続しないからといって、兄や姉だけをかわいがって、自分にあまり手に入らないからといって平気で切りつける子供が出来るのは、彼らの人格がひねくれているからなのですが、それは、あんなに大きな彼らの過ちで、言葉も学ぶ前に教えるべきもので、当然、教えるべき事ができなかった親のせいなのです。 なぜ、それを正規の教育場である学校で教えてくれないのかと、うわごとを言うのでしょうか？ 違います。違うんですよ。 君が始めなければならない、君が始めれば、ちゃんと学んだ子供たちは君の教えに目覚め、君に足りない部分があれば、よりまともな先生を見つけようとするでしょう。 そこまで土台を作ることこそ、親の役割であり責務なのです。 それが孔子があれほど叫んだ、自分が知っていながら、実際どのように具現化するかは全く考えたことのない、修身斉家治国平天下の実体です。