あなたが新しく出発する今日になることを願います。

そのため、孔子は常に弟子を教える際、ケースバイケースで慎重にならざるをえず、

過度な弟子にはじっくりと再考する慎重さを教え、優柔不断な弟子には果断な判断と実行力を備えるよう、厳しくムチを持ちました。 先ほど程子も朱子も説明しましたが、10センチほど進んだ自分の考えを言うと、実際に準備が徹底していて修養がしっかりできている者は、何度も修正したり、考えを重なったりすることはほとんどありません。 ただし、一度決定を下したことについてそれが本当に正しい決定なのかについて様々な状況を考慮したり、次を考えることまでは検討程度の過程だと見ることができます。 重要なことはその次です。 この章で具体的に言及はしませんでしたが、これが正しいでしょうか？ 違う感じで歌うんですか？ 私はその理由について、勉強家たちが一度きちんと考える必要があるのだという風に思いました。 生きていれば難しい決定が確かにあります。 特に、どちらか一つを決定することで、もう一つをあきらめなければならない場合、しかもそれが自分の人生を変えるだけの重要な決定であれば、誰でも揺れて悩んで決定を下したとしても、完全に確定するその瞬間まで自分の決定が正しいのか不安で、ひょっとして自分が決定せずに捨てたそれが機会ではないかという思いまで、あれこれ思いもするのです。 しかし、それもやはり選択であり、その選択になり、その責任は本人が負うことなのです。 重要な選択には、それだけ重大な責任が伴うという自然の法則があるからです。 先ほど試験の例に挙げたので、試験の話をもう少ししてみましょう。 試験を準備する度に学生たちが言うことがあります。 「もう少し時間があったら、もっとしっかり準備できたのに…」という残念な言葉です。 ところがその言葉を私はただの一度も最善を尽くして使った学生ので、本当に最善を尽くしてすべてを傾けた学生の言う事を私は一度も聞いた事がありません。 もし、もう少しでも時間があれば完璧なようだが、という状況で嘘のように天災地変によって試験が持ち越されたら、本当に彼は完璧な準備をして、試験で一つの失敗もない結果を得ることができるのでしょうか？ 実際に私たちの周りでそんなことがたくさん起こっていた. 準備ができていなかった学生は、突然得た時間があっても完璧な点数を取ることができず、準備を十分にしていた学生はそれに見合う結果を得てきました。 あなたは不変のことがわからず、ずっと後悔を繰り返して生きるのですか？ 先に桂文子がそのような優柔不断な性向のため、果敢に過ちを処断しなければならなかったにもかかわらず、そのタイミングを逃し、決行できなかったことが一生彼の欠点として残ることになったのです。 その部分についても考えることがあります。 私が優柔不断で、私が過ちを犯しているのではなく、過ちを正す位置にいる臣下が自分の道理を果たすことができず、前もって慎重だったことに対する評価さえもすべて否定され、批判されてしまうのです。 この章の解説をしながら、ややもするとただ「私の直観を信じて適当な線で押し付けてください」というふうに無責任な帰結を結ぶ人たちが少なくなく、またもどかしい気持ちになった。 「じゃあ、一体その考えというものはどうすればいいのか？」と問い詰めるように、聞きたくなるでしょう。 ためらうと思っていましたか。 違います。待ってました、その質問。 『中庸』では、きちんとした決定を下すための考えの訓練方法と、それをどのように実行に移すかについての実践までの過程を5つの具体的な段階で説明している。 まずは、博学です。 広く十分学ばなければなりません。 何が分からないと判断できないんじゃないですか。 この論語シリーズをはじめ、他の連載シリーズでも先に勉強し、また勉強して空っぽの頭の中を満たした後に進めということは、昔からの年式の計算ではなく、すべてこのような根拠に基づいて言うことであることを、この文章を読む人も理解する日が来ることを願っています。 第二に、審問します。 質問ができるまで、先に勉強したことを徹底的に理解する必要があります。 質問が起こるまでは、知らない者は質問できないという真実に基づいています。 第三に慎思です。 慎重に考えることです。 この章の内容と関係ある部分になりますね。 やたらに考えすぎると、上で説明したようにただ優柔不断なばかに転落してしまう。 ここで言う考えはいつも実践につながっている考えです。 ここまで段階をしっかりと経て考え方をすると、これまでの過程がなかった時期の自分の観点とは一段階進歩した違う観点を得て、その観点を通じて考えることができるようになるのです。 その新しい観点というものは、自分だけの「基準」あるいは「原則」というもので確固となります。 つまり、誰かのものではなく、自分だけの勉強と考えで自分に合わせた基準と原則を持つことになるということです。 私の基準が確固たるものになれば、他の外在的なものに揺れたり、揺れたりしなくなったりするのは、至極当然の道理だからです。 第4と第5にあたる明邊、篤行は具体的な実践と関連する部分なので、その後についての部分なので、その後『中庸』を勉強する時に話し合うことにしましょう。 この章にタイトルを載せた「長考の末、握手手が出る」という言葉は、囲碁に出る言葉です。 長く考えてあれこれしてみたところで、結局一番悪いことをすることになるということです。 囲碁を知らない人には難しいかもしれませんが、さほど難しい内容でもありません。 碁は一手ずつ打つ. 囲碁で初級を終えたら「手読み」というものがあります。 自分で石を置き、相手が置く場所を仮想でシミュレーションしてみて、そのすべての場合の数の中で最も自分に有利だと判断される場所に石を置くのです。 口数は分かりやすいのですが、さすがに何手か読むことが可能で、すべての場合の数を限られた時間内で素早く計算することは決して容易なことではない。 しかし、それが勉強を通じて可能になれば、囲碁がすっきりします。 碁盤を覗き続けて集中力を失い、どこに置くか躊躇する人の場合、まともな読み方ができない場合が多いです。 自分の案を不断の勉強で満たし、数回の修練で修養するようになれば、その類似の判断が必要な時、その都度躊躇せずに済むようになる。 それは死ぬ前に必ず死を経験しなければならないのではないようです。 自らの信念のために命を投げ出した独立闘士が、死の前で超然とすることができたのは、そのような過程を数百~数千回も経たからだという意味です。 あなたが、それがどんなものなのか、勘でもつかめる日を迎えるためには、今すぐにでもあなたの空いている頭と魂をギュッと満たすために歯を食いしばって頑張ればいいのです。 村上春樹があなたに伝える言葉です。 あなたが新しく出発する今日になることを願います。